MFT#001 fender japan telecaster

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確か大学2-3年生くらいからずっとメインギターとして愛用しているフェンジャパのテレキャスター

もともと僕のメイン機は大学入学祝いとして買ってもらったフェンダージャパンのPAWN SHOPというストラトフォルムのシンラインみたいなギターで、これは一重に見た目が気に入って使っていたのだけど、あまり音が良くないと言う問題があった。とはいえすぐに他のギターを買おうと言うテンションでもなかった。

 

ある日良く通っていた大学近くのカフェ、drawingに行った時に店長の知人の販売委託品としてポンと置かれていたこのテレキャスターと出会った。

確か90年代生まれくらいのもので、ネックは三角形、あとはナチュラルボディが素敵なぐらいで特段惹かれるものではなかったのだけど、なんせ安い(確か2万円)ことに惹かれ、せっかくなのでと試奏させてもらった。そして、とても驚いた。

まずもってボディがすごく良く鳴る。生音でもまったく心細さを感じないような胴が震えた鳴り。それでもってアンプで鳴らしてもしっかり音がいい。粒立ちの良さと分離感がしっかりあって、とても2万で買えるものには思えず、その場の勢いでコンビニでお金を下ろし購入した。

あと、今まで指板がローズウッドのギターしか持ってなかったんで、指板がテカテカのギターってこんなに弾きやすいのか…と感動したのも大きな理由。

 

このギター、実は、食堂BATERIAというごはん屋さんを営む名古屋きっての名ドラマーケンタロー氏の持ち物であり、ドラムが上手い人はギターを選ぶ耳もめちゃくちゃいいのか…と感動した記憶がある。

 

そんなわけでそれから僕のバンド3cm.rhythmやtettoh、その他多くのコピーバンドで使用されたこのギターは、時にチューニングをドロップCまで下げさせられたり、あるいは一音半とか上げられたり、弦は10-52を張られ、少なくない回数投げられ、かなり無茶な扱いをされてきたのだが、いまだにそれらを影響を感じさせない素晴らしい出音を保っている。流石フェンジャパ製と言える。

 

実は少しだけ元のスペックからいじってある。一つは、ブリッジをマスタリー製のものに変えているというところ。もともとの3WAYのブリッジではやたらと弦を切ってしまうのが悩みで、あとなんとなくバシャりとした鳴りが強いのも気になっていた。そこで、サークルの先輩がたまたま持て余していたマスタリーブリッジを購入し取り付けたところ、弦は切れないし、鳴りは良くなるし、中音域の豊かさも増してかなりいい具合になった。

そしてもう一つ、コンデンサをトロピカルフィッシュに変えてある。弊バンド3cmのベーシストが一時期電装系に凝っていて、部室でコンデンサを色々試す会をやっていた。そこにこのギター持って参加して、いくつかつなぎ変えてみた結果、嫌味なく煌びやかなハイが通るトロピカルフィッシュに一目惚れ、その場で付け替えてもらい今に至る。

 

あとこれは自分の個人的なこだわりなのだけど、1弦のテンション稼ぎ+弦落ち予防のために、ガイドの2弦側に1弦をかけている。

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一応効果はあるのだけど、基本的にはおまじないの意味合いが強い。楽器の扱いにうるさい人に怒られそうな弦の張り方である。

 

ボディに貼ってある禁煙ステッカーはバイト先のアジア料理屋の店長がくれたもので、多分タイ語とかで禁煙って書いてある。これを貼ってるけど全然タバコ吸いますというのがなんか面白いなと思っていた。別に面白くはない。色味がモッズマークと近いのもあってサンボマスター山口氏のテレキャスターのことを思い出す(でも今見たらピックガードに貼ってあったし、特に似てるわけではなかった)。

 

自分はハイエンドギターとかには特に興味がなくて、中古でそれなりに弾き込まれてる一桁万円くらいのギターが一番性に合っていると思っている。なのでしばらくこれの位置を奪うようなギターを買うことはないだろう。

これからもずっと使っていきたい。