【近況報告】北海道は飯がうまくて最高

 

どうも、お久しぶりです。

また前回から半年ぶりとからしい。

前回仕事でなかなか階段が登れなくて大変で、次の評価で登れなかったら転職も考えるわみたいなこと書いてたんですが、無事一段登れたのでまだ今の会社にいると思います。でももっとお金が欲しいので頑張ります。

 

さて、そんなわけで体調的には割と良いのでわざわざ書くことがない最近なんですが、なんとなく思い立って北海道に旅行に行ったのでそのメモです。

 

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アブスト

夏前くらいから割と体調も戻ってきて、フジロック行ったりライブ行ったりキャンプ行ったりと、色々アクティブに動けているこの頃なんですが、9月はせっかく連休もあるし、最近遠出してなかったからなんか飛行機に乗るような距離の旅行がしたいなーと思い立ったのが確か8月下旬。

そっからわーッと勢いで飛行機を抑え、1泊2日で札幌周辺と旭川を巡る弾丸旅行が決まったわけです。

自分も奥さんもとにかく体力が無くて、2泊以上の旅行は気持ちが切れるため出来ないという制約から、1日目の早朝の飛行機で新千歳につき、2日目最終便で成田に戻ってくるという1泊2日ギリまで詰め込むプランとなりました。

朝の便は安いけど夜の便はめちゃ高かったので、特に我々みたいな制約がない人は2泊して朝帰ってきた方が色々いいと思う。

デカい動きの翌日はクールタイムを挟まないと動けないので、今日は仕事休みとって万全。

 

まず結論からというところで、北海道はめちゃくちゃ良い旅先だなと思いました。

今まで二人で行く旅行はやれ和歌山だ、那須塩原だ、伊豆だ、勝浦だととにかくTier1の観光地を避けてきたきらいがあり、家からのベストな距離感とローカルな雰囲気あるところでまったりしたい気持ちベースで動いてたわけですが、それらの旅行ももちろんいいんですが、今思うと一つ不足していたものがあったんですね。

それが食です。今までの旅行は大体食事付きの宿が多くて、宿で美味しい食事というのも全然良かったんですが。

今回北海道に行くにあたって違ったところとしては、事前にインスタで友達からおすすめのグルメ情報を募ってそれをベースに色んなご当地感のあるご飯屋さんを回ったというところでした。

結果として大満足でした。どこどこに行ったみたいな思い出って、視覚聴覚をベースに構成されるものでちょっと脳に焼き付きにくいなと思うんですが、ここに味覚の情報がビシッと入ってくるだけで旅行が非常に色彩豊かなものであったような感覚を覚えられるわけです。

いつもは変な逆張りをして、人気店はあえて避けるみたいなムーブをすることが多いんですが、今回は並んでもいいからちゃんと人気店を押さえるという動きをしまして、これも上手くハマったなと思いました。

それが観光客向けの店であっても、やっぱり人気店には人気店の理由があるわけで、変な外し方をしないのがいいですね。

 

ではそんな感じで、旅行の話をダラダラしていきたいと思います。

 

1日目(千歳〜支笏湖旭川

行きは8:20成田発の飛行機なんで5時起きとかでスタート。Springを初めて使ったんですが、機内のシートとか色々なデザイン的なものがLCCだなーって感じで、若干気持ちの疲れを感じたところでした。帰りはJetstarだったんですが、Jetstarはなんか精神的に圧迫感を感じさせないデザインされた空間になってて、同じLCCでも全然違うなーと思ったところです。ほぼ価格帯も同じなんで選べるなら今後はJetstar使うかなーと思いました。

あと、Jetstarはモバイルチェックインできるのが良いんですよね。楽だからいいっていうのもあるし、スマホのWalletに航空券が入るの、旅の思い出って感じで好きです。

 

新千歳には10時過ぎ着です。

1日目は支笏湖に行きたいなーと思っていて、それベースに旅程を組みました。

 

支笏湖千歳市内からバスで40分ほどのところにあるカルデラ湖で、日本有数と言われている透明度を誇っていることで有名です。という情報を社内で月一で放送される情報番組みたいなので同僚が喋っていて、こりゃ良さそうだと思い行き先にリストアップしたわけです。

まずは空港から千歳に移動し、予定のバスまで1時間半ほど時間があったので、サケのふるさと 千歳水族館へ。

 

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1時間弱で回れる程度のこぢんまりとした水族館なんですが、北海道で見られるサケ・マスに展示のメインを絞っていて、魚の状態も良く、質のいい水族館だなと思いました。

また、目玉が水族館横を流れる千歳川の水中を見られる水槽なんですが、今がまさにサケの遡上シーズンで、モリモリとサケが泳いでいるのが見れたのがかなり良かったです。

 

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雨で濁った川をモリモリ泳ぐサケ

 

やや早足で千歳駅へ戻り、バスに乗って支笏湖へ。

12時半ごろには支笏湖に着きました。割と山奥のイメージがあったけど、ほとんど市内と標高は変わらない感覚で、道のりのほとんどが森の中を突っ切る真っ直ぐな一本道でした。ここら辺は北海道っぽいですよね。窓の外の風景が突然ミズナラ林から白樺林に変わったところがあって、「うぉ〜北海道来たな〜〜」となりましたが、白樺ってなんかエモいですよね。

 

支笏湖カルデラ湖で、一般的なカルデラ湖のイメージに漏れず貧栄養湖です。貧栄養だから微生物の発生も少なく、水の透明度が高いわけですね。それは裏を返せばそこに生息する魚も限られるというわけで、実際に人の手が入るまでの支笏湖はアメマスなど限られた魚しか生息していなかったようです。それが人の手が入り始めたことでヒメマスをはじめとするさまざまなサケ・マス類が移入され、今や当地の名物はヒメマスになりました。

というわけで、現地でいくつかのお店を周り、一番ヒメマスのしっかりした料理が食べられそうな店でヒメマスの刺身と塩焼きを食べました。

 

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御食事処 寿 の姫ます定食

 

これがかなり美味しくて、内蔵も丁寧に処理されていて食べやすくほろっとした身にしっかり塩が効いた焼き、小ぶりながらもサーモンよりもトロッとしたようなコクのある身質の刺身も素晴らしかったです。

ちなみにこの店は天然のヒメマスを使っているそうです。そもそも貧栄養湖なわけですけど、そこでの天然物と養殖物、栄養状態がいいのはどちらなんだろう?と思ったけどまぁ美味しいのでどっちでも良いです。天然という言葉に何かしら惹かれるものがあるのもまた事実ですし。

 

サーモンのようなという話をしましたが、ヒメマスとはつまるところサーモンです。これはベニザケと同種で、海に降りるものはベニザケ、淡水で一生を終えるものはヒメマスと呼称します。サケ科の仲間はこの手のものが多く、ヤマメとサクラマス、アマゴとサツキマスなども同じ手合いです。大体の特徴として淡水で一生を終えるものは小型になります。

ならサーモンと同じじゃんという話になるかもなんですが、これは是非食べてみて違いを感じて欲しいです。サーモンとは違った繊細さがあって非常に美味しかったです。

 

食事を終えた後はバスまで時間があったのでダラダラとビールを飲みながら天気の悪い支笏湖を眺め、時刻はおよそ15時半。

 

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天気が良くて風がなければ絶景だったんでしょうねー。とはいえ湖を囲む山々も一望できて気持ちが良かったです。

お土産に木彫りのくまとムックリを購入して、バスに乗車。お土産屋が大和という名前だったんですが、アイヌ文化のお土産品も売っているような店で大和という名前を掲げるのはなんというか…という感じがしますね。しませんか?

 

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ここからは千歳→札幌→旭川と移動。札幌→旭川間で特急1時間40分とかでもはや東京名古屋間の新幹線レベルですよね。1泊2日で行くのはやめた方がいい。

 

19時ごろに旭川に着いて、夕食は友達から勧められていたジンギスカンの有名店大黒屋へ。並ぶと聞いていたのでビビりながら向かうとなんとまぁ、80組2時間待ち。幸い店から離れても良かったので近くのホテルで待つことに。

 

今回あんまり宿にこだわりがなかったんで、ベタなとこ行っとくかということで星野リゾートに泊まったんですが、エントランスも部屋の内装もこだわりがあって結構体験として良かったです。家族連れが多くて、確かに家族で泊まりやすくて良い体験できるリゾートホテルとしてベストに近い選択かもなーと思ったり。これが令和のリゾートホテルか。

 

エントランスでパフェが頼めたんで、ウェルカムドリンクのシャンパンなど飲みつつ待ち。

 

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綿菓子が乗っていてファンシー

 

ちなみに北海道はシメパフェという文化があり、飲み会終わりにパフェを食べるらしいんですが、このパフェもその類のもので、とてもさっぱりしていて食べやすくちょうど良かったです。これから食べ飲みするのにシメとはという話は置いておいて。

 

ダラダラしてたら時間になったのでお店へ。ちょうどいい時間につけたのでほぼ待ちなく入れてグッド。ジンギスカンオンリーで品数も多いわけじゃないけど、さっぱりとしながらもしっかり肉の味があり、ヒレなんかはジンギスカンの風味も嫌味なくしっかりしていてなるほど人気店なのも頷ける味でした。正直最近サシの多い牛肉がしんどくなってきたので赤身が美味しいジンギスカンっていいなーと思いました。都内でもこのクオリティのが気軽に食べれたらいいのに。

 

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店への行き帰りで夜の旭川をぶらついたんですが、24時ぐらいまでやっているような喫茶店が何軒もあったり、クラブくらいの爆音を扉開けてぶっ放してる無鉄砲なバーがあったりと、色々空気感の違いを感じられて良いです。街は夜歩くのが面白いですね。

 

さて、あとは風呂入って寝るだけって感じですが、旭川星野リゾートはサウナが推しらしくちょっと期待。してたわけですが、予想よりしっかりしていて満足度高〜って感じでした。

 

サウナ自体は一般的なミストとドライなんですが、ぬるま湯よりちょい冷たいくらいで腰上まである広い立ち湯があって、サウナ→水風呂の後で立ち湯でぼんやり漂うだけでしっかり整えて気持ちよかったです。

地下なので窓とか屋外の整いスペースとかないんですが、入った時間も良くて人も少なかったんで、シンプルに自己と向き合って整う!って感じで没入感あって良かったです。

 

逆にサウナ全振りな感じであったかい風呂は数人分のスペースしかないので、そういうのを求める人にとってはちょっと違うなとなるのかも。割り切って楽しむ分には良いところだと思います。地味に自販機にオロナミンCとポカリが並んでいてオロポ作れるのも抜かりないなって感じでした。風呂場に置かれてるフレーバーウォーターも美味しい…。

 

2日目(旭山動物園→札幌→帰宅)

さて、2日目ですがまずは朝食。スクランブルエッグとかウインナーとかよくあるものはよくある感じのクオリティでしたが、ちゃんとウリのメニューとして、サーモンを乗せたワッフルと山わさびのローストビーフ丼があってそれぞれ美味しくて、抜かりないなーと思わされました。

特にチーズクリームを添えたサーモンのワッフルがめちゃ美味しかった。マックグリドルみたいな塩っぱいものと甘いものの組み合わせが好きなので刺さった感じありましたね。

 

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そんなわけで旭山動物園へ(ほぼメイン)。

めちゃ広いってわけではなかったと思うんですけど、しっかりいて欲しい動物はいて、心なしかどの動物もイキイキしていたような。子供のシロクマがおもちゃではしゃいでいるところとか、でっけートラが練り歩く様とか、大胆にも頭上でまったりしているユキヒョウなどが見られて楽しかったですね〜。トラ近くで見たことあります?マジで、でっけ〜〜〜〜ってなりますよ。

 

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普段見られない画角のユキヒョウにはしゃぐ人たち

 

動物が人目につきやすいような工夫が展示にされているような気がして、見る側としては楽しく見られました。随所に掲示されている、おそらく飼育員さんの描いたパネルも可愛い絵が多くて愛を感じるし、札幌からのアクセスを考えると結構大変だけど、行く価値はある場所だなと思いました。

 

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原寸大アザラシパネル なぜアザラシを一覧化しようと思ったのか

 

さて、もうお昼も回っちゃったわけで、旭川での目的は果たしたので仕上げに札幌へ。

到着は16時ごろ。大黒屋と同じく友達からのレコメンドの多かったスープカリーキングへ向かいます!

 

北海道のグルメと言えば、ラーメンとスープカレーな気がする。学生の頃札幌行った時はsuage+でスープカレー食べて大層感動したんですが、今回のスープカリーキングはそれを上回る感動でした。

 

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スープカレーはスープを何で組み立てるかが命だと思うんですが、ここのお店は和出汁に加えてゲンコツと鶏ガラのWスープなのがアツかった。スープカレーとはいえカレーなんで、トマトベースのスープを使っているところが多いイメージですが、白濁系の動物スープで仕上げたスープカレーはここが初めてでした。いやこれがマジで美味くて…。悲しいことに北海道にしか店がないのでぜひ札幌とか行く機会がある人は食べて欲しい。次行ってもまた食べる気がする。

 

余裕があったら北大でも散策するかと思っていたんですが、思ったより日暮れになっちゃったんで、一応農学徒のはしくれとしてささっとクラーク先生の胸像だけ拝み空港へ。

 

普段お土産ってほぼ買わないんですが、北海道はおいしいものが多いんでとりあえず一通り押さえ。

 

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北海道入門キットって感じ

 

そんで飛行機!成田に着いたのが22時半ごろ。電車乗り継いでほぼ終電にて帰宅で旅行終了!

 

美味しいものだらけの土地の旅行は最高やなと実感したところで今日はこれまで。

飛行機乗るくらい遠出するとおいそれと帰れない感じが逆に旅への没入感を高めてくれて良いなと思いました。

 

5000字!?誰がここまで読むのか、ではみなさん、また次の更新で。

 

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雑な個人情報保護